29・ えっ？車にはねられた？！午後の紅茶 (yahhoh) 2005-10-17(10:51)

ブルースの快復も順調に進みほっと安心していたのも束の間
2月12日の深夜一本の電話が。
 
広島に住んでいる長女が車にはねられ
救急車で病院に運ばれたとの連絡でした。
 
一緒にいた友達が知らせてきてくれたのですが、
本人の意識ははっきりしている事と外傷はそれほどひどくはないようだということで、
今レントゲンを撮っているからまた詳しい事は連絡すると言って電話は切れました。
 
頭を打ってはいないだろうか、どういう状況ではねられたのだろうか
頭の中はパニックを起こし、どうしたらいいんだかわけがわからなくなりました。
 
 
しばらくすると、娘本人から電話が。
 
「大丈夫だから。捻挫しただけだって。もう今からアパートに帰るから」
 
「本当に大丈夫なの？一晩でも入院したほうがいいんじゃないの？」
「どうしてはねられたの？どこで？相手の車は？」
 
 心配で矢継ぎ早に質問攻めにする私とは裏腹に
落ち着いて一つ一つに答える娘。
 
何と車にはねられた原因は、
ひき逃げされた子犬を友達と一緒に道路の真ん中で助けていたら
自分たちも後続車にはねられたと言うのです。
 
子犬は3匹いて、1匹はもう瀕死の状態だった様子。
その子犬のまわりを2匹が鳴きながらぐるぐるまわっていたのだそうです。
 
友達とその子犬を一匹ずつ抱きかかえ、
瀕死の状態の子を病院へ連れて行こうと運んでいた所を
二人と3匹もろともはねとばされて、気がついたら野次馬がいっぱいいて
救急車に運ばれるところだったと言うのです。
 
瀕死の状態の子はばらばらになって死んでしまい、
抱いていた子はどこかにいなくなっていたそうです。
周りにいた野次馬の人たちに子犬がいなかったか聞いたけど
わからなかったそうです。
 
病院では痛んだ足のレントゲンを撮っただけだと言います。
頭を調べていないなんて信じられない。
 
「友達も大丈夫だから、心配しないで。また明日連絡するね。」
そう言うと電話は切れました。
 
 
 そうか、犬を助けようとしたのね。
あの娘らしいと言えばそれまでだが、
なんであなたまではねられちゃうのよ。
 
 
翌日、嬉しそうな声で娘から電話が。
 
「昨日あの後また事故現場へ行って子犬を探したら
一匹見つかったよ。連れて帰って今ここにいるんよ！」
 
えーっ？あの後また探したの？
 
ははぁ～ん、それで入院もせずにあんな時間に病院から帰ったんだね。
ったくもう！
 
大丈夫だとはいえ一人ではちゃんと歩けず
仕事にも行けないのをいいことに、
犬をペット禁止のアパートに置いている娘。
 
なぁ～んか、いやな予感が。
 
 
まさかまたそのわんこ、家に連れて帰らないよねぇ。
夕べからの出来事は夢だと言って！
 
 
（2005年2月13日　娘の携帯で撮影）

 

コメント 1

ちょびん | 娘さん、本当に動物好きで心優しい人ですね。この話を聞いて胸がいっぱいになりました。でもホントケガがたいしたことなくて良かった。。。
(2005-10-21 15:21)

午後の紅茶 | 特に犬には特別な感情を抱いてるようです。亡くなった子犬が身代わりになってくれたのかもしれません。
(2005-10-22 16:12)
by 午後の紅茶 (2006-03-06 13:45)