天までとどけ

 

時の流れって無情なんだか優しいんだか・・・

もうあの日から1週間が経とうとしているのに

なかなかいつもの自分に戻れません

何かをしようとしていてもついボーッとしていて

気がつけば思い出の中にいます

 

それはついこの間の病室だったり・・・

遠い昔の日のことだったり・・・

 

どんなに苦しくて痛みに耐えている時でも笑わせてくれたよね

最期まであの強さと優しさで迎えてくれたよね

いつも「ありがとう」って言ってくれるから

涙をこらえるのに必死だったよ

 

私の自慢のお兄ちゃんだったんだよ

高校生の時友達が　朝の通学で出会うカッコいい人　と噂しているのが

お姉ちゃんのカレシだと知った時はほんとびっくりだったよ

 

夏休みにはキャンプに連れて行ってくれたよね

私の結婚式では　僕の妹に　を熱唱してくれたっけ

一緒に家族旅行もしたね

ちび姉が生まれた時は毎日仕事から早く帰ってきて

生まれたばかりのちび姉をお風呂に入れてくれたよね

 

いろんな思い出が頭の中でグルグル回って

気がつけば何もしないまま時間だけが経っています

 

ダメダメ　いい加減気持ちを切り替えないといけないね

とっても頼りない妹だけど

お姉ちゃんや甥っ子姪っ子をちょっとでも支えてあげなくちゃ

 

またお兄ちゃんの大好きな海の見える家に遊びに行くね

その時は冗談ばかり言って笑わせる元気なお兄ちゃんがいるよね

私もいつもの自分になって毎日を送ります

ちょっと寒いジョークをとばしながらね